歴史の星空に飛び込んで
「それはですね」
案の定にっこにこの沖田さんが姿を現した。
「乙女の部屋にノック無しで入るなんてー」
「すいません。あんまり浮かれてたものですから」
見たらわかりますよ。沖田さんのオーラに小花が散ってますから。
「どうしたんですか?」
「ほら」
ほら、と見せられたのは、葉っぱに包まれた小包だった。
私が首を傾げると、沖田さんは口角をあげたまま私の前に座り込んで、包みを丁寧に開けていく。
「ふお!!みたらし団子ではございませぬか!!」
「そうです!一緒に食べましょう!」
「ふおおぉぉお!!いいのですか!?」