歴史の星空に飛び込んで
えぇ、えぇ、と沖田さんは私にみたらし団子を差し出した。
私という一日に一回甘味物を摂取しなければならない者が、よく三日和食で耐えれたよ本当。
沖田さん神!
私は遠慮することさえ忘れて団子を一口パクリと口に含んだ。
「……んっ……んまし!!」
美味!!美味でございますぅ!!
んーっ!!と悶えていると、沖田さんは相変わらずニコニコと団子を食べていた。
「喜んでいただけて何よりですよ」
「沖田さんありがとうございます!」
「いえいえ」
三日間軟禁状態なわけだけれど、これと言って取り調べ的なものもなく、
本当にただ閉じ込められているだけだった私。