歴史の星空に飛び込んで

「………………」


沖田さんが少し黙った。
怖くなるくらいにその沈黙に血の気がひいて

言わなければよかったとか色々考える。




「………失礼します」




だけど襖が開いた瞬間、

胸が高鳴った。



何か今から起きるんじゃないか、とか勝手に思い浮かべて、私は自然に笑みを浮かべる。


何も起こることはないだろうし、起きちゃいけないんだろうけど





「こんばんは沖田さん」




どこか焦点の定まらないようにフラリと歩む沖田さん


浮かべる笑みは優しいのに、怖いとまで思わせる。



彼が新撰組一番隊隊長
って今日はオーラがムンムンだ。