歴史の星空に飛び込んで
「こんばんは」
声のトーンもいつもより低い
またそれがカッコイイんですけどね!
一人少し興奮しながら襖を完全に閉めてしまった沖田さんを見つめた。
もう蝋燭の火は消えそうだっていうのに。
「肩もみなんてどうでしょう?」
「え?」
「沖田さん疲れてらっしゃるみたいだし」
満面の笑顔は、幸せ過ぎるから、沖田さんも少し遅れて満面の笑みを浮かべて頷いた。
「お願いします」
「任せて下さい!」
ちょこんと私の前に背中を向けて座った沖田さん。
着物な袖をたくしあげて、膝立ちして沖田さんの肩にそっと手をのせた。