歴史の星空に飛び込んで
今ここでくつがえすなんてしたくない。
未来を変えてしまって責任を持つような器量は私にはない。
嫌
久坂さんが死ぬのは、嫌。
「私が駄目と言っても貴方は行くんでしょうね」
「沖田さん……」
沖田さんは呆れたようにため息を落として私の腕をギュッと掴み直した。
「あなたって人は……」
「……ごめんなさい」
やっぱり、
私ってハッキリしてないよね。
もう沖田さんには嫌われたかな、愛想つかされたかもしれない。
沖田さんには一番嫌われたくなかったけれど
自分が今どうしたいかわかんないから、
弁解の言葉も何も言えない。