歴史の星空に飛び込んで
わからないけれど私は、私の道を生きたい
この先何が起こっても、私は私が信じた道を歩みたい。
「〜月は朧に東山〜霞む夜毎の篝火に〜夢は十六夜紅桜〜」
提灯が並ぶ花街を歩いていると、お三味線のお囃子や小唄が色んな所から聴こえてきた。
「〜忍ぶ思いを振袖に〜」
忍ぶ思いを振袖に、か。
なんかカッコイイな。
私も沖田さんへの思いはきっとこの先ずっと忍んでいるんだろうな。
なんて思いながら歩いていたら、あっという間に雪哉さんのお茶屋の前にいた。
「こんばんわ」
先に沖田さんが入って行く。