歴史の星空に飛び込んで
その後に続いて私も玄関の中に入っていった。
「へぇ、よう起こしやす。すんまへんけどどなたはんどっしゃろ?」
すぐに顔を出してくれたのは綺麗なお姉さんだった。
沖田さんからでも少し大人に見えるんじゃないかなっていうくらいのとても素敵な人。
幾松さんみたいだ。
「雪哉さんの知り合いの沖田と申します。雪哉さんは居ますか?」
「へぇおります。ちょっと待っとくれやすや」
お姉さんは魅力たっぷりの笑みを残して奥の部屋に入って行ってしまった。
「綺麗な人ですね」
「ですね」
なんかちょっと緊張、みたいな。