歴史の星空に飛び込んで


しばらくして

「沖田はーん!桃ちゃーん!」


元気な顔馴染みが顔を出した。

そしてガシッと雪哉さんは私の首に抱き着いてヒシッと手繰りよせる。



「雪哉さん!」



桃ちゃんって呼んでもらってなんだか嬉しいな、照れながら笑顔になる。




「もー心配したんどっせ?あの日久坂さんに会ったて聞いてうち本間どうしよか思たんどす。無事でよかった!」



「あ、うん。勝手なことしちゃってごめんね、でも本の場所もわかったから、大丈夫だよ」




雪哉さんは私から離れてホッと肩を撫で下ろした。






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