歴史の星空に飛び込んで


ジャリッと砂の音がして、
久坂さんが表に立つ。

久坂さんとの距離は遠からず近からず、でも表情は影になってあんまり見えない。




「久しぶり、っつってもこないだ会ったな」



久坂さんの声はいつもと同じだ。



「……久坂さん、近いうちに長州が挙兵して京に攻めのぼることはもうバレてるんです、
それに、幕府の軍の数ははるかに長州を上回ります」

「桃のくせに俺を説得しに来たの?」



、、、くせにってなんだ、



「久坂さんが無謀なことしてるから!!」

「はぁ?お前に言われる通りはねぇ」

「お前って言わないで下さい!」

「お前お前お前お前お前」







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