歴史の星空に飛び込んで
「もう桂先生にも何度も説得されたよ、でもな、俺は武士なんだ」
はっと息をのむ。
表情の見えなかった久坂さんの目があまりにも真剣にハッキリと見えたから。
「そんな、」
何も言えない
歴史を変えても久坂さんには生きて欲しかったのに
「死なないで下さい」
「別に死ぬとは言ってねーだろ?」
「戦なんてやめて下さい…」
「……俺も武士の端くれ、二言はねぇよ」
いなくなってしまうの?
それで久坂さんは大丈夫なの?
「死にますよっ」
「なんだよ物騒なやつだな」