歴史の星空に飛び込んで
でも、と私はそこに留まろうとした。
だって、なんだかここにいないといけない気がしたから、
落ち着かない心が体が、斎藤さんの手を振りきった。
その時の斎藤さんの目つきの悪さに、
「あ、ごめんなさい……」
小さくそう言うので必死。
だって殺されそうな勢いでめちゃくちゃ睨まれたんだもん!
泣くよ!
状況とか関係無しに泣くよ本当!
「……ここに居たいんです」
「……まぁ、……いいだろう」
渋々と言った様子の斎藤さん、私はそんな斎藤さんにお礼を言って沖田さんと久坂さんに視線を向けた。