歴史の星空に飛び込んで


私達の言いあいに、沖田さんも後の二人もポカンと様子を見守るだけ



「なんでもいいから馬鹿な事を今すぐ取やめにして下さい」

「……いやだ」

「子供かっ!」

「武士に二言はねえんだよ!言ってるだろ!」

「私は……!」




久坂さんの手を握り返しながら俯いた。

久坂さんは私の味方だった。


どんな時でも味方をしてくれていた。
久坂さんと話すのだってムカつくことが多いけれどやっぱり

やっぱり……



「久坂さんがいなくなるのは嫌なんです」

「お前……」



俯いた私の声は少し篭って響いた。





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