歴史の星空に飛び込んで
***
「山南さんは!?」
山南さんの部屋に向かって縁側を歩いていた時、忙しない声が私の足を止めた。
「山崎さん!」
出兵していたはずの山崎さんだ。
山崎さんはどこから来たのか私の目の前に立ち切羽詰まった様子で私の肩を揺すぶる
「へ、部屋にいらっしゃいます」
ガクガクと揺すぶられ私はちゃんと喋れてる?って感じ。
とにかく何かあったみたいだ。
「わかった、」
山崎さんはパッと姿勢を変えて山南さんの部屋に走っていく。
私もその後をついていった。