歴史の星空に飛び込んで


満天の星空を見上げて、
未来を嘆いた夜もあった。


久坂さんの言ってることは、正しい。



私は確かに帰らないと。


居たい、だけで居られる世界じゃないのかな。



「そんな悲しそうな顔すんな、俺が言いてぇのはいつかは別れなけりゃいけねぇってことだ。
いつかの話しだよ」



そんなこと言ったって



「久坂さんの馬鹿」



いつか来る別れがとてつもなく怖いこと、
そして別れが必ずいつか来るということ、



なんとなく断片だけ見えた気がした。




「俺が言いたかったのはこれだけだ。……来てくれてありがとうな」

「久坂さんはこれからどうするんですか……?」






< 305 / 565 >

この作品をシェア

pagetop