歴史の星空に飛び込んで
あ、ありえない!?
私は何も出来ないただの女子高生なのに!
「ありえないって顔してますね」
沖田さんは私にだけ聞こえるような声でこっそり言った。
「あなたが未来からやって来たことで、私達が生きて築き上げていく未来にこんな笑顔を浮かべられる人がいるんだって。希望になるんです。
頑張れるんですよ」
何も出来ない私に彼は光を落とした。
その光は彼みたいにほんわかしていて優しくてキラキラしている。
沖田さんという光のそばに、私は希望として居ても、いいよね。
少しだけだから。