歴史の星空に飛び込んで


「副長の句集二人で読みあさって爆笑してたんすよ」

「だ、だって!あっはっはっは!」



沖田さんは堪えきれずに涙まで瞳に浮かべて笑ってしまった。



山南さんは苦笑を浮かべため息を落とす。



「君達らしいね」



呆れてらっしゃるようだ。

もう少し話したいな、と思ったけれど山南さんは「頑張って」と言い残して屯所の中に行ってしまった。




あーぁ。




山崎さんはそんな私に気付いて私の頭をつつく。


うう、なんだよぅ



「睨まんでもええやんか」

「睨んでなんかいませんよー」






< 319 / 565 >

この作品をシェア

pagetop