歴史の星空に飛び込んで
原田さんの後ろからひょっこり顔を覗かせて、それから
「ごめん桃ちゃん!」
「平助!?何菅野の事押し倒してるんだよ!!」
なんとか私が頭を打たないようにしてくれたのは、
隊士を集めに江戸に向かっていた平助君だった。
「平助君!お帰りなさい!」
私は、起き上がった平助君に引っ張られながら笑顔を浮かべる。
だって随分平助君には会っていなかったから。
「平助お前ぇ、帰って来たと思ったらいきなり……」
「……………………」
「……………………」
永倉さんも原田さんも反応したけれど、沖田さんと斎藤さんって言えば
何も言わずにただ平助君を見てるだけ。