歴史の星空に飛び込んで
お母さん
1864年10月末。
江戸で隊士を集めていた平助と共に京へ上洛してきたのは、
平助の師、伊東甲子太郎とその一派だった。
***
「だから土方さんは焼き芋の時今日までだー、とか言ったんですね」
「伊東さんを敵意識してるんですよ」
あはは、と沖田さんは笑った。
いつものよう沖田さんと縁側に座りながら私は身を縮こめる。
やっぱり少し寒い時期だ。
「あれですね、伊東先生って頭いいし」
ああ、と相槌をうつ
それから、と私は続けた
「顔も大人の男性って感じでカッコイイですもんね」
「………………え?菅野さ、ん、」