歴史の星空に飛び込んで


歩き出すととまらなくて、なにこの好奇心?ってなるくらい私はワクワクしていた。



まだお昼だから宴会とかはしていないらしく、あの夜みたいにお三線の音は聞こえてこなくて、

でもお香の香りが風に運ばれてきてとっても風情がある。




大分歩くともうそこは知った場所だった。


あのお茶屋さんだ。



立ち止まって二階を見上げる

わかってはいたけど誰もいない。ただ色の薄れた簾がかかっているだけだった。




なんか残念っていう気分。



一人落胆してため息を落とした。

よく考えたら沖田さん達きっと心配してるし迷惑なことしちゃったな……。






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