歴史の星空に飛び込んで
え?と聞き返す前に、私は目を見開いた。
「あ、ああああああ!!」
「指差さないでくれる?」
あ、あの時の影間さんだ!
お化粧してないからわからなかったけど、そうだよ、あの色艶たっぷりの雰囲気はあの影間さんだ。
どうして気付かなかったんだろう。
それに、
本気でお母さんに似てるって、なんか私がお母さん綺麗って言ってるみたいで恥ずかしいんですけど!
………でもまあ
私のお母さんは確かに綺麗だ。
私なんか全然お母さんに似なかった。
世の中不公平だよね。
「す、すいません。なんかイロイロびっくりで」