歴史の星空に飛び込んで
私にとって大事な人
満天の空、綺麗な夜。
いつもの縁側に座った私はさすがに綿入りの羽織りを着て空を見上げていた。
隣には沖田さん。
私の大切な人。
大事な人。
こんなに誰かを好きになるなんて、
こんなに恋が切ないなんて知らなかった。
私はもうそろそろ帰らないといけないんだ。
それなのに、私はここに居たいって気持ちを無くせないでいる。
三角座りしている私は、同じように空を見上げている沖田さんの床に置いてる手に視線を向けた。
とても綺麗な手。
この手で救われた人は、いったい何人になるんだろう?