歴史の星空に飛び込んで
細くてでも男の人なんだなって思う沖田さんの手、
人差し指をキュッと握ると沖田さんの体温を感じた。
暖かくて心地好い。
沖田さんの視線を感じて、顔を上げるとやっぱり沖田さんと視線が絡んで
沖田さん、なんだか余裕なさそうな表情を浮かべているみたい。
どうしたんだろうって沖田さんを見つめると、
「どうしたんですか菅野さん…」
先に聞かれちゃったよ。
どうかしたかっていわれたらしてるんだけど、してないっていったらしてない。
ただ沖田さんの手に触れたかっただけだ。
「駄目ですか………?」