歴史の星空に飛び込んで


予想もしていなかった状況に私はただ困惑ばかりしていて、

それでも、肩に触れている沖田さんの手に、私は体温を上げた。



駄目、駄目だ……!



「嫌っ!」



駄目なんだ。沖田さんだけは駄目なんだ。


本当に、本当に大好きな人だから、もうお別れかもしれないって思ったら


胸が張り裂けそうになってしまうから。




「菅野さんっ」




沖田さんを押して私は素早く立ち上がると縁側を駆け抜けて行った。



胸が潰れてしまいそうだ。
沖田さん


沖田さん



沖田さん………!






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