歴史の星空に飛び込んで


私の呟きも聞かずに山崎さんは私の目を見る。


「……本当に好きだから、いつか別れが来るってわかってるから、だから、

もう、駄目なんです。本当に好きだ、から…」




自分でも何を言ってるのかなんてわかってない。

だって涙がポロポロ落ちてきて


ああ



ギュッと目をつむるとボロッと涙が落ちていって、その涙は、私の頬で拭かれた。



山崎さんだ。




でも、これは、……!



驚いて目を開けると山崎さんの顔面アップ。

ややや山崎さんが私の頬にキスしてる………!!!




「山崎さん!?」






< 351 / 565 >

この作品をシェア

pagetop