歴史の星空に飛び込んで
「…………………………………………………………………………………なんてな」
……………………。
なんだろう、なんてな、までの長い間は。
山崎さんらしいけど、
でも、違うと思った。
こういうの私鈍感なほうだけど、なんとなく山崎さんの気持ちが伝わってきた。
「俺にしたらええやん」って、本気だよね……?
私と同じ、誰かを愛しいって思ってる目だったあれは。
自意識過剰なだけかもしれないけど、なんだかそう感じた。
「……もう山崎さんにしちゃおうかな…」
離れた体を、今度は私から山崎さんにしがみつける。