歴史の星空に飛び込んで


「阿呆。素直になれよもっと自分に、後悔すんで?」



山崎さんは私の肩を持ち引きはがしながら少し辛そうな表情を浮かべていた。



「…山崎さん……」




シンプルな言葉だけど胸に響いてくる山崎さんの言葉。




「まあ俺も同じことやな。……もうあんたにはバレてるっぽいから言うか……。

俺は桃に惹かれてるよ。」




改めて言われハッと息を飲んだ。



それから、少し視線を合わせて笑いあう。




「笑うなよな。……俺が言ったんだからお前も頑張れ。後悔しないくらいもっと好きになればええやろ。どんなことがあっても信じられるくらい堕ちればええねん」






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