歴史の星空に飛び込んで
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「もう抑えられないんだろう?」
先程まで桃がいた縁側に訪れたのは斎藤だった。
沖田を冷やかしたいわけではない。が、頭を柱にくっつけて自分がしたことに後悔する沖田を見て、斎藤はただ隣に座るだけ。
「……慕っているなら言葉を使え」
言いながら馬鹿馬鹿しい。
自分ではこうしてわかっているんだと斎藤は思った。
「……斎藤さん。」
「……?」
「私最低ですよね、いきなり押し倒しちゃったんですから。
そりゃどんなに菅野さんが誘った風でもダメですよね」
な、まあ。
確かに菅野が誘った風にも思えるな、あれは。