歴史の星空に飛び込んで
私がもう自分の意志を決めてる……?
私は全然どうしたらいいかわからないから沖田さんを頼ったのに。
「未来に帰らなきゃいけないってもう自分で言ってたじゃないですか」
もうちゃんと自分でわかってるんですよ。
沖田さんはそう言って体を少し離して私を見つめた。
顔がすごく赤い沖田さん。
私に負けてないんじゃないかってくらい。
「……そっか。」
もう自分で答えは出てたんだ。
後はタイミングだけ。
未来にいつ帰るかだけ。
「ずっとこのまま側にいられたらいいのに」
それを言ったのは沖田さんだった。