歴史の星空に飛び込んで


それって………

「わ、私少しは期待していいってことですよね!」

「……え、……そうなっちゃいます……?」



立ち上がって自分の頬に手をそえた。

どうしようすごい嬉しい。



「私、沖田さんに好きになってもらえるように頑張りますね」



境内から下りきって沖田さんに向き直る。

沖田さんは肩の力が抜けきったように腑抜けた笑みを浮かべていた。



沖田さんが腑抜けなのは今にはじまったことじゃないからまあいいや。


って私なんか毒舌……。



でもまあ、自分の気持ち言えたからなんかスッキリしちゃった。







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