歴史の星空に飛び込んで
彼の異変
***
「ケホッ…ケホッ」
「沖田さんどうしたんですか…?」
屯所を歩きながら沖田さんは今日何度目かの咳をした。
「んー?なんでもないですよ」
「そうですか?最近咳しますよね沖田さん」
「そうですかね?あはは、あんまり覚えてないや」
「もう、もっと自分のことにも感心持って下さいよね!一番隊組長なんだから」
「はいはい」
この二人が歩いていく様子を見送りながら、何人も心の中で(痴話喧嘩?)と考えるのだった。
そして後から聞こえてくるのだ、
「はいは一回!」
「はーい」
「沖田さん!」