歴史の星空に飛び込んで
泣いてるって気付いたのは、視線の先の畳みの上に、涙がポタポタと落ちたから。
「うぅぅ……!!」
やっと言えた!
「そうか。だからそんな格好なのだな。
だからあの時急に現れたのだな。」
桂さんは一人合点したように頷いている。
誰にもいえなくて辛くて
誰にも信じて貰えるわけなくて
だから正直今嬉しい。
涙はとまることを知らないらしい。
久坂さんが背中を優しく撫でてくれて、私はこのうえない最高の安心感に包まれて
その中一人意識を手放すように夢に落ちた。
夢は、未来の夢だった。
私は普通に学校に言って、普通に遊んで、普通に笑ってた。