歴史の星空に飛び込んで


***

「会合は明後日、宵々山の夜に桝屋です」


その声が聞こえて私は意識を取り戻した。
声は頭上からだ。
瞼はまだ開けていなくて、状況を確認するにも、

そこまで意識はハッキリしていない。



「わかった」


その声は、久坂さんと桂さんのものだった。



フワリと頭を撫でられる感覚がする。よく考えたら、膝枕されてるような。



「……起きたかい?」



ビクッと肩を揺らした。

まさかうたた寝していたのがばれていたなんて。


瞳を開けて体を起こした。

桂さんの膝を枕にして寝ていたらしい。


「ご、ごめんなさいっ!!」







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