歴史の星空に飛び込んで


「………」

沖田さんは真っ赤になって私から素早くどいた。



「ご夫婦揃って真っ赤になって、かわいいなぁ、でも奥さん体調悪いんやし無理さしたらあかんえ旦那さん」



ボンボンボンと私は赤くなって布団に包まる。
もう駄目!本当、変な熱でちゃうよ!


「ごゆっくり」



ニヤニヤとお登勢さんは笑いながら部屋を出ていった。


「………ふっ…ふぅー」

自然にため息も漏れまっさそりゃあ。


ゴソッとまた上半身を起こすと、沖田さんと目を合わせた。

本当だ。沖田さんも顔真っ赤。

私、総司さん、って初めて言ったよ。



うわっ
思い出したらまた体温が異常に高くなるぅっ!!




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