歴史の星空に飛び込んで


ドキドキドキと痛いくらい早い心拍、

全部沖田さんのせいなんだから。



「ケホッ……、と、とりあえず坂本龍馬の存在は確認できましたね」


沖田さんはポリポリと頬をかき頼りなさげに呟いた。


コクコクと私は何度も頷く。



「これからどうするんですか…?」

「すぐに旅籠を出るのはまずいですし、もう日が暮れます、今晩はやっぱり泊まりましょう」


「りょ、了解です」




なんでこんなにドキドキおさまらないのよぉ……!



胸に手を当てて自分を落ち着かせていたら沖田さんがスクッと立ち上がった。






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