歴史の星空に飛び込んで
慌てる私に桂さんはフワリと笑う。
「よく眠っていたね。さぞかし疲れていたんだろう」
「よだれ垂れてたよ」
「え!?嘘!?」
久坂さんと桂さんが、今度は悪戯っぽく笑う。
「酷いですよ久坂さん!桂さんまで!」
焦って口を拭った私はいったいなんなのさ!本当、女だと思われてないんじゃないかって疑いたくなる。
「悪いね、あんまり面白かったから」
桂さんの、それあんまり謝ってないしと思う言葉に、
まだ続きがあるような気がしてため息を落としつつ彼を見た。
「寝起きにすまないが、聞いていいかい?」
「なんなりと」