歴史の星空に飛び込んで
「な、んで……?」
「、菅野さんが大事だからですよ」
沖田さんの目、真剣だ。
「じゃあ」
それなら私からならいいわけ?
「か、菅野さん!?」
ぐいっと慌てる沖田さんを私はその場に押し倒した。
私だって
酔ってるの理由にするくらい真剣なんだから、わかってよ。男でしょう!?
「!?」
「初めてなんですよ」
「菅野さっ……」
私はそのまま沖田さんに跨がって泣きそうなのを堪えて沖田さんを見下ろす。
沖田さんは後ろに手をつき中途半端に上半身を起こして私の泣きそうな顔を見た。