歴史の星空に飛び込んで
「うわぁっ」
明里さんの力が抜けて、ズシッと体重がのしかかって来た。
気を失ったんだ!
「大丈夫かよオイ」
永倉さんがすぐに明里さんを抱き抱えてくれたから明里さんが地面に倒れることは免れたけど
大丈夫じゃないよ。
「とりあえず部屋に」
「そうだな」
***
「かの浅野内匠頭でもこう見事には相果てまい」
近藤局長は山南さんの最期に涙しながらそう言ったって後で沖田さんに聞いた。
明里さんもさっき帰って行った。
なにもかもが山南さんがいなくなったって進んでいくんだ。