歴史の星空に飛び込んで
「沖田さんも……?」
「どうでしょう。ただ……私は近藤さんや土方さんの守るものを守れたらそれでいいです」
なんか腑に落ちないけれど、沖田さんがそう言ったら
カッコイイから許せちゃう。
はぁ、とため息を落として私は自分でゴシゴシと涙を拭った。
「あーぁ、そんな武士のために泣くのなんて馬鹿みたい」
こう言って顔をそむけることしか今はもう出来ない。
ただ、ただ、言いたかったな。
山南さん、ありがとうございました。