歴史の星空に飛び込んで
頭が真っ白になってしまって、
動くことも出来なくなって
でもそれどころじゃないってわかって私は沖田さんの後を追い掛けた。
拒まれたって心配だ。
もしも沖田さんに何かあったら、私は、私は、
「沖田さん!」
「すいませんお騒がせして」
路地に入ろうとしたら沖田さんがニッコリ笑顔を浮かべて戻って来た。
え?と固まる。
まるで何もなかったように、沖田さんは笑っていた。
そんな、
そうなの?
何もなかったの?
「どうしたんですか?」
「ちょっとお団子が噎せてしまって、大丈夫ですよ」