歴史の星空に飛び込んで


「不治の病だよ。一度かかったら咳をして血を吐いて、痩せて、最後は死ぬんだよ」
















そんな、




沖田さんは、





「違う、沖田さんは死なない」





「いや、あくまでもだよ。俺は見てないからわかんないからさ、違うんなら違うよ」


「そ、そうだよぉ、そんなわけないんだから、あはは、あっ!お母さん男っぽくなるのやめてよ気持ち悪いよ」

「だから男だってば、ま、正直どっちでもいーけど」





そんなわけない


そんなわけない




目の前の恐怖を見ないふりして私は笑った。





< 472 / 565 >

この作品をシェア

pagetop