歴史の星空に飛び込んで
「……っあっはっはっ!!」
ひゃああああ!めちゃくちゃ笑われてるっ
恥ずかしいーっ!
「じゃ、じゃなくて、えと……」
「まるで娘さんを下さいと言われてる親みたいな気分だよ」
え、ええ
「それって、………わ、私女なんですけど!」
「あっはっはっ」
「ゲホッゴホッゲホッ」
バッと頬を両手で抑えて天を仰ぎ見た。
穴があったら入りたいよ、
「でもその理由では君を置いておけないな」
え、そんな
近藤さんを見ると、近藤さんはそれでも優しく微笑んでいた。
「ただ一緒に居たいだけでは駄目だ。総司の看病をしてくれるならいいが」
「はいっ!付きっきりで!」
って、あれ。ここは一年経ってるのに沖田さんまだ咳してる。
沖田さん、もしかして涼香さんが言ってた労咳になってたり、しないよね、まさか。
沖田さんを見ると、沖田さんは私の返事の勢いに笑っていた。
ほら、沖田さんは死病なんかじゃない。
「はは、ならいいだろう。私からトシに言ってくるから君達は久しぶりだしゆっくり二人で話しなさい」