歴史の星空に飛び込んで
沖田さんに向かって言った言葉全部、自分に言い聞かせるようだった。
沖田さん、、、
零れる涙を沖田さんは手で拭き取りながら、はぁ、とため息を落とした。
「沖田さん?」
「……菅野さん、あなた前以上に無防備というか無関心というか、この状況はいいんですか」
へ………?
いや!よくないけども!
「だ、だって言えるような雰囲気じゃないじゃないですか!」
涙もピッタリ止まったわ!
焦りすぎて爆発しそうだわ!
もー!赤面ハンパないのに沖田さんめちゃくちゃ見てくるし!
「ははっ、こんな可愛い子がずっと側にいてくれるなら私は幸せものだな」
………………………ボフッ!
ぎゃー!!死んでもいいですか!
これがキュン死にってやつですか!!
「お、沖田さんのスケベ!」
「え?」
変なツッコミしちゃったよ!泣きそう!
でも、ニヤケとまらない……
私、ちゃんとさよならできるかな…………。