歴史の星空に飛び込んで
ああもうこれは死ぬまでからかわれるんだきっと!!
泣きたくなるような衝動にかられながら、私は山崎さんをジトーと睨む、
「山崎さんのエッチ!変態!そんなこと言うなんてもう軽蔑しますから!」
「桃ちゃん桃ちゃん、今の言葉俺よりも沖田さんに衝撃与えてるけどいける?」
え?と隣を見るとガクッとうなだれている沖田さん。
え、ああ、あ、そっかっ
「いや、あの沖田さん、今のは、盗み聞きしてた山崎さんに怒ってであって」
「ええ、わかってます、ええ…もう触りませんから…ええ」
「か、完全にダメージ拭えないでいるじゃないですかあ!」
もうやだ。
「まあ気配消しとった俺達が悪いっいうわけで、
はい、斎藤さんもいつまでも気配けさんと」
山崎さんは斎藤さんの名前を出すと、ヒョイッと身を廊下に投げ出した。
「あれ?斎藤さんおらへんわ……」
「なんで?」
「あれちゃう?好きな子の情事に堪えられへんかったんちゃう?」
「もーっ!やめて下さいよ山崎さん!」