歴史の星空に飛び込んで
なんだかだんだん頭が痛くなってきた。
こういう会話って慣れないんだもの。
でも、なんだか久しぶりの感覚で、少しだけ嬉しいなんて思ってる。
別に会話の内容云々じゃなくて、このノリがね。
肩の力を抜いてふにゃりと頬を緩めると、赤面していた沖田さんも、やっぱりそうだったのか微笑んでいた。
「…でも本当、かわらずでよかったです。」
沖田さんの言葉が安心したように優しい。
「ほんま、もっと沖田さん弱ってんのかと思ったら以外にそうでもないし、安心しました」
多分きっと山崎さんのその言葉は心からの本心なんだと思う。
みんな時代は動きかけてもかわらないんだ、ってわかって嬉しかった。
「私はいつでもピンピンですよ。元気になったら新撰組に戻りますから、その時まで頑張って下さいね」
「はは、承知。」
「でもまあ山崎さんはいつまでも元気に飄々と生きてそうだなぁ」
「どういう意味や?」
「そのまんまの意味ですよ。みんなにも言ってて下さいね、絶対に
死なないでって」