歴史の星空に飛び込んで
「……………………」
「……………………」
「……………………」
二人が黙りこくったから私まで息をとめてしまう。
な、なんなのこの時間は……!
ゴクリと私が生唾を飲むのと同時に、
沖田さんがため息がちにヘラリと緩い笑顔を浮かべた。
そして近藤先生もニマッと笑顔になる。
「わかりました」
「ああ、頼んだぞ」
はぁ、息苦しかった。
やっぱりこの二人はこうでなくちゃね。
ずっと笑ってて欲しい。
近藤先生を慕う沖田さんが好きだし、
沖田さんを大事に思う近藤先生がかっこいいから。
私まで頬が緩まっていると、
「で、菅野君はどうするんだい?」
白羽の矢が私に飛んできましたよこれっっ!!
でももちろん答えは決まってる。
「私は、沖田さんといつまでも一緒にいます」
沖田さんと共に、最期まで。