歴史の星空に飛び込んで
「それはよかった」
桂さんは頷くように笑う。
「さあ、行こうか」
「はい」
会合ってどんなことをするんだろう。会議みたいなものかな、何も喋らないようにしよう。
久坂さんは行かないらしい
ちょっと残念とか思った。
桂さんの後ろについて行きながら私は桂さんを見つめた。
歩くの速いし、なんていうか、足音がしない、そんな気がする。
新撰組が来た時も、逃げるの速かったし、どんな生活してるんだか
悪い人ではないんだろうけど
それはよくわかるんだけど
俯きかけて、桂さんとはぐれる気がして少し小走りに桂さんを追い掛けた。