歴史の星空に飛び込んで
彼等が新撰組
***
「………んー…ん?」
体の痛みに瞳を開けると、私はどこかの板の間の部屋で、柱に縄で体ごとグルグルと繋がれていた。
「なんだこれ!?」
私、いかにも捕まえられてるんですけど!!
あ、そうだ、私気を失ってしまったんだった。
とりあえず動くのは足と首より上だけ
叫ぶしかないのかな
ていうかここどこ
私どうなってしまったの!?
現状的に言ったら、やっぱり、縄で縛られるなんてないような普通の高校生をしていた私が今こんな状況だから
タイムスリップていうか
えと……
まあ、何かに巻きこまれてるんだろう。