銀の野獣


たっちゃんが 可笑しそうに、それでいて感心したように言う。



“龍桜”

それは 私のもう一つの名前。

要するに通り名と言うものだ。


私は
“黒龍”と言う族の総長をやっている。


…いや、 今はもう
“総長だった”だろう。



「それで、お前はどうするつもりだ?」



「そんなの当たり前でしょ。
雷神を 潰す。

ーーー復讐よ。」


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