灰恋

記憶

なーカラオケいこー歌いたい曲あんだけど


…行かない



下を向いてしゃがんでいる


石で地面に○をつける



×○…×…○



…お父さん出ていった



え?



…羽衣歌が泣いてる



涙は地面に落ちた




…ふうん



映知は黙って傍にいた




ふたり何も喋らずにいた


















涙が耳に落ちる


あれ?夢か…


わたし泣いてた…



羽衣歌は立ち上がってカーテンを開けた


眩し…


両手をひかりに翳すと血が見えるような気がした



大丈夫…わたし…



生きてる





羽衣歌はいつまでもひかりをみていた



まっすぐな瞳だった



< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

宝物をくれた君へ
優羽有/著

総文字数/443

ノンフィクション・実話2ページ

表紙を見る
little lover
優羽有/著

総文字数/31

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

表紙を見る
little dream
優羽有/著

総文字数/0

詩・短歌・俳句・川柳0ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop