今日も明日も…私はあなたに恋をする。


なんだ。一緒に車で行ってくれないんだ。




キィ、と門を開け、じいの待っている車に乗り込む。



「行ってらっしゃいませ、優海お嬢様。」




「うん。多分4時くらいに帰るわね。」




また葵が吹き出している。
でもちゃんと執事モードでね。


「また後でな」



ぼそっと耳元でささやかれた。




また後でってどういう意味だろう?





……優海は葵が今日転入してくる事をド忘れしているのでした。





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